開業届の書き方と記入例 – 個人事業の開廃業等届出書

開業届はどのように書けばよいのでしょう?
ここでは、実際の開業届のサンプルをもとに、
開業届の書き方とその記入例、開業届の出し方を紹介します。

開業届の書き方と記入例

開業届の記入例

実際に税務署に置いてある開廃業等届出書(開業届)のサンプル画像をもとに説明します。
サンプルの中で、全ての方に当てはまる記入箇所は赤い番号、
場合によって当てはまる項目には青い番号をふっています。

1 税務署名と提出日

管轄の税務署名と開業届け提出の日にちを書きます。
記入例:新宿(税務署長) / 2000年1月10日

2 納税地

事業の納税地を書きます。
個人事業の場合は、自宅兼事務所とする場合が多いので、その場合は自宅の住所を書きます。
事業で使う固定電話の回線を持っていない場合には、携帯電話の連絡先を記入します。
記入例:東京都新宿区歌舞伎町1-4-1 / 090-0000-0000

3 上記以外の住所地・事業所等

通常は空欄で構いません。
自宅と事務所が別の場所にある場合等は、ここに書きます。

4 氏名・性別・生年月日

個人事業主の情報を書きます。
記入例:開業 太郎 / 男 / 昭和10年1月1日

5 職業

事業に関わる職業を書きます。
記入例:デザイナー

6 屋号

自分で決めた屋号を書きます。法人でいうところの会社名です。
決まっていない場合には、空欄でも問題ありません。
また、自分の名前を屋号にしても問題ありません。
記入例:開業デザイン

7 届出の区分

新規開業の場合には、開業に丸をします。
事業の引継ぎを受けた場合は、用紙の指示にしたがって空欄を埋めます。

8 開業・廃業等日

開業日を書きます。
開業届の提出日ではなく、個人事業を開始した年月日です。
記入例:平成12年1月7日

9 事業所等を新増設、移転、廃止した場合

通常は空欄で構いません。
事業所等を新増設、移転、廃止した場合にのみ、空欄を埋めます。

10 廃業事由が法人の設立に伴うものである場合

通常は空欄で構いません。
法人の設立に伴って個人事業を廃業する場合にのみ、空欄を埋めます。

11 開業・廃業に伴う届出書の提出の有無

青色申告を希望する場合で、開業届と一緒に青色申告承認申請書を提出する場合には、
有を丸で囲みます。

個人事業の確定申告には、白色申告と青色申告の2種類があります。
白色で確定申告する場合には、特に申請は必要ないので無に丸をします。

「消費税に関する…」の箇所は、通常関係ありませんので、無に丸をします。
売上よりも多額の仕入れや設備投資を行う事業者等が、ここの欄に丸をします。

12 事業の概要

事業内容を具体的に記入します。
記入例:ファッション・建築物・ウェブサイト等のデザイン業務全般

13 給与等の支払の状況

個人事業を一人で始める場合には関係ないので、空欄のままで問題ありませんが、
サンプルのように0と書き、無に丸をする方が、なお正確です。

14 その他参考事項

通常は空欄で構いません。

15 源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書の提出有無

通常は空欄で構いません。
常時10人未満の人に給与を支払う事業主で、
源泉所得税をまとめて納税したい人に関する項目です。

16 給与支払を開始する年月日

通常は空欄で構いません。
専従者や使用人に給与を支払う事業者に関する項目です。

開業届の出し方

税務署へ行って書く

最も一般的な方法です。
税務署には「個人事業の開廃業等届出書(開業届)」が常備されています。
職員の方に、個人事業の開業届を提出したい旨を伝えれば用紙を用意してくれます。
その場で必要事項を記入して提出します。

税務署にはコピー機が無いことがままあるので、
この場合には同じ内容を2枚の用紙に書くことになります。

開業届を自宅で書いて持っていく

国税庁のホームページから、開業届がダウンロード・印刷できます。
印刷した開業届に必要事項を記入して、管轄の税務署へ持っていきましょう。

開業届は、提出用と控え用の2枚の提出が必要です。
控え用はコピー・手書き、どちらでも構いません。

こちらのページから「個人事業の開業・廃業等届出書(開業届)」のPDFファイルがダウンロード・印刷できます。
国税庁 – 個人事業の開業届出・廃業届出等手続

税務署へ開業届を郵送する

税務署へ開業届を郵送することも可能です。
その場合も、提出用と控え用の2枚を送付するのをお忘れなく。

切手を貼った返送用の封筒(忘れずに宛先も記入しておくこと)を添えて出せば、
受付員を押した控えを返送してもらえます。
開業届に電話番号の記入欄もありますが、
何かあった時のために、連絡先を記入したメモ用紙を添えておくと尚良いでしょう。

長形3号の封筒(120mm × 235mm)であれば、A4用紙が3つ折りで入ります。
開業届2枚と、返送用の封筒、メモ用紙ほどであれば80円切手で郵送できます。
(切手代は25グラムまで80円。
A4用紙1枚4グラムほどで、長形3号封筒は1枚5グラムほどです。)

開業届を郵送する場合に用意するもの

  • 長形3号の封筒2枚(返送用の封筒は2つ折りで入ります。)
  • 80円切手2枚
  • 開業届2枚
  • 念のため、名前と連絡先を記入したメモ用紙を同封