青色申告の帳簿に関するまとめ

青色申告の帳簿について

まず、青色申告で確定申告をするには、
あらかじめ青色申告申請書を税務署へ提出しておく必要があります。
この申請書は毎年だす必要はなく、
一度提出すればその後変更しないかぎり青色申告となります。

基本的には、開業した日から2ヶ月以内に申請書を提出しておく必要があります。
提出が送れた場合にはその年の分はしょうがないので白色申告をして、
次年度に青色申告ができるように申請書を出しましょう。

発生主義で帳簿付けする

青色申告で65万円控除を受けるためには、
「発生主義」で帳簿付けをする必要があります。

発生主義とは、取引が発生した時点において
全ての取引を帳簿付けする会計記録方式です。

例えば、商品Aの請求書を5月15日に発行して、
その代金が翌月の6月30日に振り込まれた場合
まず、5月15日の日付で売掛金として帳簿付けをします。
そして6月30日に売掛金を回収したとして、もう一度帳簿付けします。
この場合1つの取引を2回にわたって帳簿づけすることになります。

発生主義とは違い、現金主義の場合は振込があった日にだけ帳簿付けをすれば良いのですが、
青色申告で65万円控除を受けるには「発生主義」での記帳が必要です。
もし現金主義を採用したければ、10万円控除になります。

青色申告65万円控除のために必要な帳簿

帳簿は大きく分けて「主要簿」と「補助簿」があります。
主要簿には「総勘定元帳(略して元帳)」「仕訳帳」があります。
補助簿には「現金出納帳」「預金出納帳」「売掛帳」「買掛帳」などがあります。

青色申告ソフトを使う場合には、
補助簿に入力していけば主要簿には自動で反映されます。
後述しますが、個人事業用の会計ソフトとして青色申告ソフトが販売されていて
それを使えば帳簿付けが簡単になるので是非利用してみて下さい。

主要簿である「元帳」と「仕訳帳」は複式簿記において必要な帳簿です。
補助簿は、業種や業務内容によって使わないものあるので、
状況に応じて必要なものだけ使用します。

青色申告で65万円控除を受けるために作成する帳簿の種類

青色申告で提出する必要書類

青色申告で帳簿付けした書類を確定申告の際に提出するわけではありません。
青色申告で提出する必要書類は、
「確定申告書B」と「青色申告決算書」です。

確定申告書Bは2ページ、青色申告決算書は4ページで構成される書類です。
これらに、帳簿付けでまとまった会計結果を記入して、
2月16日~3月15日の間に税務署へ提出します。

年間取引の記録をつけた帳簿は提出するわけではありませんが、
定められた期間の間、提出書類の根拠として保存しておく必要があります。
そして、税務署から提示するよう求められた場合は提出する形になります。

青色申告で提出する必要書類と提出方法

作成した帳簿の保存期間について

青色申告のために記帳した帳簿は、定められた期間の間保存しておく必要があります。

作成した帳簿や決算関係書類(確定申告書Bや青色申告決算書など)、
現金預金取引等の関係書類(領収書や預金通帳など)は7年間
その他の書類については5年間
捨てずに保管しておく義務があります。

帳簿・書類 保存期間
帳簿、決算関係書類、領収書など 7年
その他の書類(見積書、注文書、納品書など) 5年

個人事業用の青色申告ソフトについて

個人事業向けの青色申告ソフトが市販されているので、
自分で確定申告をするのであれば青色申告ソフトで帳簿づけするのがおすすめです。

青色申告ソフトを使えば、
基本的には補助簿に取引の結果を入力していく形になります。
例えば、売上が口座に振り込まれたら預金出納帳に売上を入力します。
現金でオフィス用品を買ったら、現金出納帳に消耗品費として入力します。

補助簿に入力していけば、
「元帳」や「仕訳帳」などの主要簿に自動で反映してくれます。
そうして1年間分の取引をつければ、
最終的に確定申告で提出する決算関係書類の内容もコンピュータで反映できる範囲で、
全て自動計算してくれます。

青色申告ソフトは通常の会計ソフトよりも安価でとても役立つので、
個人事業で経理を行う際にはぜひ活用しましょう。

おすすめの個人事業用会計ソフト